2009/06/13 (Sat) 17:23
○○正直::
「頭の上に何か付くくらいお前って正直だな」
「―――……愚弄ととって良いか」
「いや、何か感動して。お前絶対嘘付けない質だよな」
「―――……君にだけは何が何でも絶対に言われたくないけどね」
「や、だってちょっと反則だろ」
「は?」
「―――……心拍数上がりすぎ」
「―――っ! キサマ、〈NSU〉をこんな所で使うな!」
「いや、使う使わない以前の問題で感知しちゃうんですけど」
「なんてはた迷惑な上無礼な能力だ! 制御しろ! やめろとめろ取り敢えず離れたらどうだ!!」
「先の戦いで感知領域広がったからな……」
「煩い黙れ! 君最近すっごく癪に障るぞっ!」
「いやだってほら……まさかこのくらいでこんなに動揺するとは思わなかったから」
「だから頭の上に何かつくくらい僕が正直だと!? 君だって何だかんだ言って顔真っ赤じゃないか」
「いやだってほら……お前の反応があまりにも……」
「全部僕の責任だとでも言うのか!」
「いやまあ……とにかく、その」
悪かったよ。
まさか指を絡めた位でここまでなるとは思わなかったんだ。
「普通に手ぇ握って来れば良いだろう指先絡めるなんていやらしいっ」
「いや……指先きれいだなと思って……」
「ちょっとお前黙ってろ!!」
「……ぶち切れる程照れんなよ」
--
早く二人に再会して欲しいに一票。
PR
Comment