2009/02/02 (Mon) 17:22
さて皆様! 早速いただいてしまいました!
MPL祭第一作!
作品は餅子様よりいただきましたvv
題は「想いはいつだって一方通行!」
四期鬼太郎、鬼→猫ですっ///
餅子様の描く松岡の心情とは…? さあ、早速「つづきは~」からご覧あれ!
小説などでよく語られる『好き』の違いによる感情の齟齬について、僕はもう何度も頭を抱えていた。英語のように『LIKE』と『LOVE』ではっきりと区別が出来るのならいいけれど、日本語はそこが結構曖昧のような気もする。いや、違う。『好き』というたった二文字の単語に込められる意味が多すぎるのだ。だから齟齬が発生するのではないか。加えて言葉だけではなく、言葉を受け取った相手側にも問題があるんじゃなかろうか。例えば相手が精神的に成熟していないなど。よく言えば純粋なのだが、僕にしてみれば早くその意味に気付いて欲しい。なので毎日さりげなく意味を諭そうと試みるものの。
「好きだよ、猫娘。」
「うん、アタシも鬼太郎のこと好き。」
「うん、アタシも鬼太郎のこと好き。」
理解してもらえないのだ。いや、意味が違っても好きといわれるのはいい気分だ。でもやっぱり意味は通じて欲しいと思う。今度は彼女の手を握り、真剣な顔で好きだと告げる。少々面食らったようだが、やがてにこりと笑った彼女はこう言った。アタシも好きよ。その笑顔には恨めしいほどの純粋さが滲み出ていて、遂には僕のほうが折れてしまうのだ。
(純粋って残酷なものなんだな。)
目尻に溜まった涙を悟られないように顔を伏せて、今日も考えるは僕と彼女の『好き』の齟齬。嗚呼、この想いはいつか報われるんだろうかと考えて、やめる。先の見えない未来など想像しても何の特にもならない。むしろ傷を抉りそうな勢いだったので、無理やりに作った笑顔でもう一度彼女に好きだと伝えた。
>>想いはいつだって一方通行!
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この短い文章の中に込められた松岡の恋心を見よっっ!!!
解るぞ松岡! “好き”って意味が広すぎるよなっっ…(泣
既に世間から公式カップルとして認められた四期を敢えて選び、更に完璧テーマに則っている辺り流石は餅子様…っ///
第一作にふさわしい作品を有り難うございました!!
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