2008/08/23 (Sat) 09:48
ミクロホラー祭、記念すべき第15弾!
今回はドラザンで素敵作品を提供してくださった明都様が、なんと五期鬼太郎のねずみ男主役ssをてがけてくださいました!!
いつも面倒ばかり掛ける、嫌われ者のねずみ男ですが、実は子供達に人気がある…?
ひょんな事でねずみ男が出逢ったのは…??
心温まる素敵ストーリーですvv
つづきからさあ!どうぞ静かに静かに覗いてみてくださいvv
↓↓↓
花の精霊::
何で、夏ってのはこんなに暑いのかね。
「ねずみ男……お前、仕事は?」
「鬼太郎。見て分からないか?休んでる」
「暑いからだろ」
「悪いか?」
だってなぁ、汗水流してってのは俺には合わないんだよ。
そんな中、砂かけに使いを頼まれた。
ま、鬼太郎や猫娘は用事があったし仕方ねぇか。
しかし、本当に暑いな。
「あ?」
ぽつっと水が落ちる。
雨……だな。
俺は慌てて、雨宿りをしに行く。
「おじちゃん」
「どわっ!?」
呼ばれ、横を向くと子供がいた。
脅かすなよな。
「おじちゃん、それなぁに?」
お使いの品を指差される。
「お菓子とかじゃないからな」
「見せて」
「駄目だ!」
しかし、子供は泣きそうになっている。
見せるぐらいなら良いか。
「おじちゃん……えっと……見せてくれて、ありがとう」
子供はそう言うと消えた。
幽霊や妖怪じゃないのは分かっていた。
あれは多分、花の精霊だな。
近くに彼岸花があったから。
「っと……早く帰らないと砂かけがうるせぇな」
その時には、雨はやんでいて、空には虹がかかっていた。
“また、来るからな”
俺はそう呟いて、横丁へと帰った。
後から聞いた話によると、寂しくて、たまに現れるとか。
悪さはしないから大丈夫らしい。
来年もまた、会えるだろうか?
会えたら、言おう。
“友達にならないか”って。
--
ss by 明都様
孤独を知っている彼ならば、きっと友達になれるはずっっvvvv
不気味なイメージを持つ彼岸花の精霊。
いつかねずみ男と仲良くなって、二人で談笑している姿が目に浮かびますっっ////
ひゃあ、ぞわぞわどきどきばかりしていたから、この様にほのぼの~が来るととても落ち着きますね!
ホラーにこの様な可能性があるとはっっ…!! 流石明都様、素敵作品有難うございました!!
さて、私もラストに向けて何か書きたい所ッッ…!!
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Comment
本当に有難うございました!
ねずみ男の優しさがとっても滲み出た、素敵な作品でしたvv
そうですよね! まだまだねずみ男にとって鬼太郎も子供で…だからこそ二人は仲良しなのかも知れませんっっ♪
最後までミクロホラー祭に協力頂き有難うございます!!
また是非いらしてくださいvv
そうですよね! まだまだねずみ男にとって鬼太郎も子供で…だからこそ二人は仲良しなのかも知れませんっっ♪
最後までミクロホラー祭に協力頂き有難うございます!!
また是非いらしてくださいvv