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夢捨て場
日常報告及びネタ暴露専用のブログです
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2009/08/12 (Wed) 10:51
MH祭~夢草紙~ 第15幕

そろそろ息切れして参りました(ぜはーぜはー)……笑
さて、今回またしてもMOE様が作品提供してくださいました! 既になんと4作品目。主催者面目丸つぶれの作品数でございますっ……!

今回は5期鬼太郎で鬼猫。
人を守るか仲間を守るか。
優先すべきものを定めきれず鬼太郎は懊悩します……
さて、そんなMOE様の作品は「つづきは~」から!

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「僕の大切な人」



暑い。今の季節は夏。
僕は上はシャツ、下は短パンといった格好をしていた。ネコ娘も隣にいた。普通の夏服だ。「鬼太郎、最近暑いわね。依頼、どうする?」僕の机の上には同じ事件の手紙がいっぱいだった。「明日、行こう。危険がありそうだから。」「分かった。」
その夜、僕は夢を見た。
人間がいた。僕に助けを求めていた。華ちゃん。かつて僕に依頼を出してきた女の子。『鬼太郎さん、鬼太郎さん。』華ちゃんは僕の名を呼んだ。行かなきゃ。でもここに居なきゃ。そんな感情が何回も繰り返された。気がつくと華ちゃんの隣にネコ娘が居た。『ネコ娘。』僕は彼女の名前を呼ぶ。次の瞬間、二人がいきなり怪物に捕らわれた。僕は華ちゃんを先に助けようとした。が、華ちゃんは・・・砂となり、形が崩れ、消えた。今そこに居たのに。どちらかを選べ。ネコ娘を選べというように。僕の大切な物は何だ?大切な人は誰か?人間か?いや・・・・違う。僕の・・・大切な物は・・・大切な人は・・・
ネコ娘。僕はすぐさまネコ娘を助けようと髪の毛槍で怪物に目掛けた。怪物は溶けて消えた。『ネコ娘!』僕は彼女のとこへ走る。『きたろ・・・う。』ネコ娘は・・・砂になり消えた。『何で・・・どうして・・・』僕の大切な物を取り戻したのに。守るべき物を・・・
目が覚めるといつもの家。ネコ娘が僕を覗き込んでいた。「鬼太郎?大丈夫?」居た。君が居た。「ネコ娘。」僕は彼女の手を引っぱった。「鬼太郎?」「君を・・・守らせてくれ。」「ニャ!?」「ネコ娘、行くよ。」「ま、まってよー!」僕の悪夢。君が砂になり、僕の守る物が無くなる事。いつまでも居て、守るべき物を。


--
け……結局どちらも守れないなんてっっっ!!ΣΣΣ(T△T;;)
なんて残酷な! 確かにこれは見たくない悪夢ですねっっ……!
でもきっと猫娘ならこんな状況だと先に華ちゃん助けて全うしなさいと鬼太郎を叱咤するんだろうな~……////
MOE様、最後まで多くの作品を有り難うございました!
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